月刊探偵

1930年代半ばの探偵小説ブームのなか、1935年9月、黒白書房は「世界探偵傑作叢書」をスタートさせた。そこに挟み込まれていた宣伝チラシの「黒白タイムス」を発展させて1935年12月に創刊される。月刊。したがって当初は叢書の宣伝媒体という内容だったが、作品リストや評論、そして斯界の情報は充実していた。1936年5月は夢野久作追悼号となっている。その号から増ページして創作欄を充実させたが、同年7月をもって廃刊。全7冊。