探偵春秋

夢野久作『ドグラ・マグラ』ほか、1930年代後半に探偵小説を数多く刊行した春秋社より、1936年10月に創刊。月刊。ガードナーやシムノンの長編の一挙掲載や、探偵小説論争に関わる評論が特筆される。蒼井雄や光石介太郎らの中短編も。1937年8月廃刊。全11冊。やはり春秋社の、創作探偵小説募集に入選した3長編に挟み込まれていた小冊子、並びに「甲賀・大下・木々傑作選集」に挟み込まれていた小冊子も「探偵春秋」と題されている。