探偵文学

「ぷろふいる」の読者の集まりである「探偵作家新人倶楽部」から分派したメンバーによって、1935年3月に創刊。月刊。中島親を中心に評論で斯界を刺激した。4月の江戸川乱歩特集号や10月の小栗虫太郎特集号、翌1936年5月の夢野久作追悼号などは、プロ作家の寄稿も仰いで充実した内容である。1936年後半から創作が増え、小栗虫太郎が覆面作家名義で参加した連作「猪狩殺人事件」も。1937年1月より「シュピオ」と改題した。全21冊。